【映画感想】劇場版 薄桜鬼 〜第一章 京都乱舞〜

劇場版 薄桜鬼 〜第一章 京都乱舞〜 公開初日!

舞台挨拶のチケットが取れなかったので、普通に地元の映画館で早速観てきました。そしてパンフ&入場者特典と第二章の前売券も早速ゲット。

まだ初日なのでね、今回はネタバレはナシの方向で感想を。

サブタイトルに「第一章 京都乱舞」とあるように、物語的にはTVアニメ第一期のリメイクになりますが、描き方、演出は全く異なるものになっていました。

「あの」シーンから入るから、冒頭から見入ってしまったよ。

スタッフもキャストも「新作」って言ってたけど、本当に新作と言って過言ではないです。総集編とかでは無いです。全てが新しいから、観ていて飽きなかった。むしろ見応えがあった。何がどう新しいのか・・・それを言うとネタバレになるから上手く言えないんだが(苦笑

主人公・千鶴との出会いから鳥羽伏見までを90分の間に詰め込んでいるので、新選組の歴史の展開自体は凄く早いのですが、(薄桜鬼の知識は要らないけど、新選組の知識は有った方が分かり易いかも・苦笑)「新選組と鬼の物語」としては、すごく上手くまとまっていて、急ぎ足だなって感じはしなかったです。

原作が「乙女ゲーム」なので、どうしてもルート別で見所が分かれてしまうし、さらにオトメイトさんのゲームの場合、全てを千鶴(ヒロイン)視点で描かないといけないみたいなルールがある様なので、戦場に千鶴が存在していたり、千鶴の持つ、鬼・小太刀・医者の娘設定が、
上手く活かされない印象がありましたが、この劇場版では全てが活かされている!

例えば、総司が咳き込むシーン(は、通常営業だからネタバレじゃないよね?とか言ってみるw

では、千鶴が叱りつつもさり気なく総司の脈を計ってるんだけど、その時、あぁ、そういえばこの子医者の娘だったな、とw(総司の咳、さらにリアル感増してたんだけど、森久保さん大丈夫かしら?w)

ピンチの時は常に小太刀を抜こうとするし、鬼設定も早い段階から活かされていて、原作以上に、芯の強い子になってて、しかも作画が綺麗だから、千鶴のちょっとした表情や仕草が可愛くて、切なくて、何が言いたいかといいますと、

千鶴ちゃんが可愛かったよ!ってことです(笑

いや、ホント、千鶴ちゃん、物語の鍵を握るヒロインらしさが増して惚れ直したw

原作ゲームの各ルートのシナリオを上手く繋ぎ合わせて、原作を再現したものがTVシリーズならば、この劇場版は、乙女ゲーム関係無しに「薄桜鬼」の骨太な部分を重点に置いて、新選組作品としてシナリオを書き直した『新・薄桜鬼〜新選組奇譚〜』って感じでしょうか。

衣装にしても、千鶴の立ち位置にしても、戦いにしても、全てシリアスでリアリティある演出に変わっています。

あと鬼三人組ね。鬼、マジ強いよ!ヤバい強さだよ!w

超人的な演出効果が加わって、鬼と人間は違うものだという事が強調されてて、『アニメ薄桜鬼』の完成度が上がった感じがしました。その圧倒的な強さに驚く新選組の面々の表情も細かくて、リアルで…。こんなカッコいい薄桜鬼を見せつけられちゃうとね、コミカルなドラマCDとかSSLとか、ちょっとみれなくなっちゃうなぁ(笑

初めて薄桜鬼をプレイして、純粋にシナリオに感動した頃を思い出しちゃったよ。

薄桜鬼ファンはもちろん、薄桜鬼は気になってるけど、乙女ゲームだからなぁと思ってる方にもこれは是非!観て欲しいなぁと思いました。純粋に新選組(+ファンタジー)物として完成した作品になってるかと。改めて、薄桜鬼は、監督を始めアニメスタッフに愛されてるなぁと思いました。新選組、そして作品への理解と愛情が無ければ、ここまで骨太な映画は作れなかったと思うし。本当に素晴らしい映画を作ってくれて、スタッフもキャストの皆様もありがとうございます!

これは作画も綺麗だったし、DVD化されたら永久保存版だな!(`・ω・´)
第二章もこのクオリティーでお願いしますね!(`・ω・´)

…と、その前に、もう一枚前売券があるので、もう1回観に行ってきますが。w

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