映画『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』感想

KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV（115分）
神聖なるクリスタルを擁する魔法国家ルシス。クリスタルを我が物にしようとするニフルハイム帝国。二国はあまりにも長い戦いの歴史を続けていた。ルシス国王レギス直属の特殊部隊「王の剣」。ニックス・ウリックら「王の剣」は魔法の力を駆使し、進行してくるニフルハイム軍を辛くも退けていた。しかし、圧倒的な戦力の前に、レギスは苦渋の決断を余儀なくされる。王子ノクティスとニフルハイム支配下のテネブラエ王女ルーナとの結婚、そして、首都インソムニア以外の領地の放棄…。それぞれの思惑が交錯する中、ニフルハイムの策略により、人知を超えた戦場へと変貌したインソムニアで、ニックスはルシス王国の存亡をかけた戦いに向かう。

地元の映画館でやっていたので、観てきました！

今回は、FFを全く知らない我が家のマーマ（シニア料金）と一緒に観に行きました（爆

だって、フルCG映画だけどパッと見、完全に『洋画』じゃないですか。だから大丈夫かなと思って。ということで、入場者特典2枚とパンフをゲット。

んで、マーマにも感想を聞いたら・・・

・人間もCGだなんて信じられない
・ストーリーは何となく分かった
・アクションが凄かった
・「タコ」がリアルだった（ネタバレになりそうなので白文字にしておきますw

との事でした。FFで「タコ」といえば・・・あとは分かるな？w
FFファンは是非、リアルに進化した奴の姿を拝んでやってくれ（メインそこじゃないw

まだ公開されて間もないし円盤もゲームと同時発売なので、なるべく重要なネタバレはしないように感想や見どころを書いてみようと思います。

ゲームの方ではノクティス王子が主人公ですが、今作はノクティス王子の父であるレギス国王の視点で描いたFF15連動作品です。

ノクティス王子が魔法国家ルシスを出た後、ルシスでは何が起こっていたのか？それが、この映画でニックスという映画版主人公を通じてリアルに描かれています。

もうね、未来の王＝ノクティス王子に託されたものの大きさに、

これは絶対ゲームをプレイして、エンディングを見なくっちゃ！

と思いました。まだ発売前なのに（笑

ゲームだけでも楽しめると思うけど、この作品を観ておく事によって、ゲームをやった時により理解が深まるというか、より感情移入できるんじゃないかな、と。父であると同時に、国王でもあるレギスの決断と想いにグッときました。

ということで、この映像作品は、ゲームプレイ前・プレイ中・プレイ後、どのタイミングで観てもイイとスクエニさんは言っておりますが、私としては、ゲームプレイ前に観る事をおススメします。きっとゲーム中の旅の印象が変わって来ると思います。

FF信者なので、どうしても贔屓目で観てしまうんですが、単純にFF抜きにしても映像が本当に凄かったです。CG技術の進化というものを感じました。

人物は実在の人間をスキャンして、それをベースにCGにしているらしいですが、パンフのスタッフインタビューによると、人間をCG化することによって、容姿・演技（アクション）・声をそれぞれベストな人間が担当できるので、理想通りのキャラが誕生する、ということらしい。

んで、今回ニックスの日本語吹き替えを俳優の綾野剛さんがやっているのですが、声優初挑戦にしては、かなり出来が良いと思います！

元々FFファンだったということで、それだけでも好感が持てるんですが（笑）今回はまさにFF愛で乗り切った感があります。

経験積めばもっと上手くなるんじゃないかしら？声質も良いですし、また声優オファーがあったら是非挑戦して欲しいと思います。

一方、ヒロインのルナフレーナの声を担当したのは女優の忽那汐里さん。
こちらに関してはネットの評判通りでした。

頑張って良い所を見つけようと思ったんだけど、良くも悪くもジ●リ系なんですよね。なのでアクションの激しい今作では抑揚が無さ過ぎて、正直、物足りない。綾野さんが上手かった＆他の声優陣がベテランばかりだったので余計に。

話題性で起用したのなら、綾野さんだけで充分だった気がします。
ジ●リ系で行くなら全員ジ●リ系にしなきゃ違和感でちゃいますよ。
これはもうキャスティングした人のミスですね。

まぁ、ヒロインの声に女優さんを使うのは今に始まったことではないし、過去にはもっとヒドかった人も居たけど（苦笑

ちなみにゲーム版のルナフレーナは別の声優さんが担当しています。
忽那さんには申し訳ないけど、正直ホッとしています。
てか、円盤出す時に特訓して録り直しとか出来ないのかな？（苦笑

ストーリーに関しては、FFだから難しそうかな？
と思ったんだけど、全然そんな事ないです。

登場人物も、展開も、ハリウッド映画で良くみる感じで王道。
でも、魔法やモンスターが出て来るから、やっぱFFだ！

説明が大雑把ですが、大体そんな感じです（笑

登場人物も色々出て来るけど、とりあえず、主人公ニックス、ヒロインのルナフレーナ、そして国王レギス、この3名を覚えておけば大丈夫でしょう。あとは、何となくこの人が仲間なんだなー、敵なんだなーって程度で、名前覚えてなくても話には付いて行けると思います。

円盤もゲームと同時発売しますが、とにかく映像が凄いので近くに劇場がある人は、一度はスクリーンで観ておく事をおススメします。

FFの映画って聞くと、随分昔にやってコケたアレを思い出す人も居るかと思いますが（ちなみに私は観ていませんw）あの映画のことは忘れて良いです（爆

『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』は、まさに『ハリウッド映画』の様で、凄く良く出来てる！

実は「フィルム・コレクション」を予約済みなのですが、映画を観て、映像特典のメイキングやインタビューがますます楽しみになりました。円盤出たら英語音声でも観てみたいな。

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