【映画感想】劇場版 薄桜鬼 〜第二章 士魂蒼穹〜
『劇場版 薄桜鬼 第二章 士魂蒼穹』観てきました!
公開されたばかりなので、まずはネタバレしないように感想を書こうと思うのですが…難しいなw
第二章は既に皆さん洋装になっておりました(これくらいは良いよね?w)
そしてTVシリーズの時以上に、戦争の描写も、血の描写も、しっかり描いてる感じがしました。
史実的にもツライ展開の連続なのだろうと覚悟してはいましたけど、ホントに中盤以降はウルウルしっぱなしで…°・(*ノД`)・°
原作ゲーム(しかも移植いっぱいw)からTVアニメへと続いてきた薄桜鬼ですが、劇場版では、この第二章では、また違った描き方で、こんな描き方もあるんだ!(*゚ω゚*)と、
藤澤P、ヤマサキ監督やるな!と感心してしまいました。
分かり易く言うなら元が乙女ゲームなだけに『新ルート発見!』って感じかな。
TVシリーズ第一期・第二期・黎明録あっての、新しいルートだったので、まさに『集大成ルート』って感じでした。
新しい描き方だけど、薄桜鬼の話の軸はズレてないし、最終的に薄桜鬼を語る上で欠かせない『あのシーン』に繋がるのだから、ホントすごい。薄桜鬼って大まかなストーリーは決まっているけど、描き方は実は無限なんじゃないかとw
TVシリーズの名シーンを彷彿させる描写も多々あるのですが、それですら新鮮な気持ちで、ドキドキしながら観る事ができました。
吉野さんが舞台挨拶で、『歴史上の彼らにまけないくらい、薄桜鬼の彼らも精一杯生きている。』と言ったらしいけど(→http://moca-news.net/article/20140308/201403082323a/01/)本当にそういうものを感じましたね、この『士魂蒼穹』に。°・(*ノД`)・°
これはもう、薄桜鬼を愛する全ての人に観て欲しい。
そして、ヤマサキ監督、劇場版を作ってくれてありがとう。
今、そんな気持ちでいっぱいです。
さて、先程『集大成ルート』と言いましたけど、やはり、劇場版=2時間程度で、全てを詰め込むのは無理な訳です。ストーリーの進行上、サブキャラの出番とかカットされてる訳です(でも違和感はないw)
だから、劇場版は本当に素晴らしい出来なんだけど、描かれ方の違う原作ゲームやTVシリーズも欠かせない存在にちゃんとなってるんですよね。入口はどこから入っても最終的に全部の媒体で楽しめちゃう作りになってるんです。
いや〜凄いよ、薄桜鬼。もし劇場版で初めて薄桜鬼を知った方が居たとすれば、そこで終わらないで是非是非、原作ゲームやTVシリーズにも触れてみて欲しいです^^
以下は印象に残ったシーンを箇条書きで(ネタバレ)
※観た人にしか分からないと思いますが…
・オープニング
土方さんが援軍を求めて馬で駆け抜けるシーンをOPに持って来ていたので、自然とTVシリーズ第二期のOPと重なった。狙ったのか偶然なのか分からないけど、なんか、上手いなって。
・土方さんの忘れ物(今回の新ルート突入場面)
これ、ゲームだったら「選択肢どこかで間違えたわ〜(泣」ってなってると思ったw
・千鶴とあのキャラたちが・・・
まさかまさか、千鶴とあのキャラが会話を交わす場面があるなんて!凄く新鮮でした。
・左之さんの決意
しっかりと見届けた。やっぱり左之さんはこうでなくちゃ!
だけどアレをあんな所に捨てて良かったのか?w
そして、千鶴と再会した以降の左之さんは…°・(*ノД`)・°
不知火もカッコ付け過ぎだから、GJだから、良い奴過ぎだから°・(*ノД`)・°
・みんなの最期
主要キャラが死ぬ場面って、やっぱ見せ場だから、ゲームやTVアニメは感動的に描かれてるのに対し、劇場版はその辺の描き方がストレートというか何と言うか、、、
あっけなさが逆にリアルだった、と思う。
一番印象に残ってるのは、斎藤さんに変若水を飲む決意をさせたアノ場面…
・風間千景
ちー様カッコいい、ちー様イイ奴、そしてちー様、千鶴に本気で惚れたね?( ̄ー ̄)フッ
・結末
TVアニメの最終回では「えー!?」と思ったことを覚えているのですが(笑
今回の結末を見て、何か救われた気がしました。
ゲームともTVアニメとも微妙に違うエンディング…うん、こんな結末があっても良いよね(T^T)
・総評
とりあえず、ひじちづ万歳。
劇場版の土方さんを想う千鶴ちゃんはマジ可愛くて凛々しい。
声が桑島さんで本当に良かったです。
普段、あまり可愛い系のヒロインって惹かれないんだけど、劇場版の千鶴ちゃんは、作画効果もあってか、凄い萌えた←