愛に満ち溢れた助言【RDR2プレイ記】#35

※このゲームは、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。

今回はチャプター6のメインストーリー「華麗なる会話術」「素晴らしきヴァンホーン」「どこにも繋がらない橋」の感想になります。

 

 

 

(以下、ネタバレ注意)

 

 

 

華麗なる会話術

ジョサイアが話をしたがってるというので彼の元へ。状況が状況なだけに、ジョサイアはキャンプを去ることにしたようだ。ジョサイアの性格的にも、アーサーの寿命的にも、二人が今後再会することはもう無いだろうと思うと、ちょっと切なかった。

 

その直後、アーサーの元にインディアンの首長”雨の到来”がやってくる。ファイバーズ大佐と会談を行うことになったので、アーサーに同席して欲しいとのことだった。しかし、アーサーは依頼通り会合に同席するが、途中で酷く咳き込んでしまう。退席を促されたアーサーは近くのテントで休むことになるのだが・・・。

これはこの場にとって迷惑だろうなぁと思いつつも、咳って止めたくても止められないし(結核なら尚更)、自分も子供の時に似たような状況になったことがあるから見てて辛かったわ・・・。

 

テントで休憩していると、外から他の兵士達の話し声が聞こえてくる。聞き耳を立てると、モンロー大尉の計画でワクチンを盗んだ件も勘付かれており、ファイバーズ大佐がモンロー大尉に責任を負わせて処刑しようとしていることが発覚する。

 

会合の場へ戻ると、軍とインディアンの和平交渉は決裂。大佐に反抗したモンロー大尉は捕えられそうになるが、アーサーが兵士を人質にとり、モンロー大尉を救出。一緒に逃げる事にし、駅までモンロー大尉を送り届けると、アーサーは自分の所持金の一部を差し出し、新しい人生を送るように言うのだった。

ダッチとマイカが金に執着するなか、アーサーは困ってる人に自分のお金を差し出して、自分なりの罪滅ぼししてるところが良いよなぁ。まぁ、あの世に金は持っていけないってのもありますけどね。

 

モンロー大尉を見送った後は、サンドニで出会ったシスターと再会する。シスターがアーサーの病状を心配すると、アーサーはシスターに全てを打ち明けるのだった。

 

ここでの会話が凄く良くてさ、動画で保存しておきました。
(誤訳がちょっと残念なんですけど(爆)これ、パッチで直せないのか?)

シスターは出会った時から、アーサーのことを高潔な人って言ってくれてたけど、シスター自身も過去にいろいろ経験してるから、人の本質を見抜けるようになったんだろうなぁ。てか、シスターの言葉が愛に溢れていて・・・ギャングが主人公ってことで、もっと殺伐としたゲームなのかと思ってたけど(プレイヤーの行動次第では出来るけど)、なんか凄く愛に溢れているゲームだなぁと思った。

アーサーが自分の人生を見つめ直す事で、愛というものを理解する。そして、そんなアーサーの人生を通じて、プレイヤーはいろいろ考えさせられる。ストーリーも凄く良いゲームだなと思った。

 

後日、日記を読むとアーサーも迷いが晴れたようだ。
最後に良い人に出会えて良かった。

 

 

素晴らしきヴァンホーン

ヴァンホーン近くの空き家へ行くとマイカとビルが居た。アーサーはマイカに対する不信感から口論になるが、咳き込んでまともに話せないところが見ていて辛い。

マイカの命令で、ビルとアーサーはダイナマイトを輸送する軍の馬車隊を待ち伏せて襲撃する。ダイナマイトを積んだ馬車をキャンプ近くまで走らせると、マイカはジョンにその馬車をバッカス橋に運ぶように指示を出し、アーサーにはジョンを手伝うように命令するのだった。

 

 

どこにも繋がらない橋

バッカス橋に居るジョンの元へ。会話中に徐にタバコを吸おうとするアーサーとジョン。アーサーは結核なのにタバコなんて吸って大丈夫なの?と思ったけど、それ以前の問題だった。背後にダイナマイトがあるのに火を扱うなんて自殺行為だww それに気付いた二人はタバコを諦めるのだが、その姿がちょっと可愛かったw

ダッチが考えた計画によると、バッカス橋をダイナマイトで破壊し、軍の輸送を妨害することで時間稼ぎをしようとしていた。馬鹿げてると思いながらも計画通りに仕事を進める二人。内容はともかく、ジョンとの共同作業は嬉しいなぁ。

 

仕事を終えると、二人は最近のダッチについて話し合う。ここでアーサーは、時期が来たらジョンに家族を連れて逃げるように促すのだった。アーサー自身は過去に妻子を守れなかったから、自分が出来なかったことをジョンにやって欲しいんだろうな。

にしても、アーサーよりも早い段階でダッチがおかしいと気付いていたジョンだけど、この期に及んで忠誠心を気にするとは・・・義理堅いというか意外と真面目なんだなと思った。

 

後日、日記を読むとダッチに対しても完全に吹っ切れたようだ。と、同時にジョンを心配しているところが、いかにも兄貴分って感じで微笑ましい。この時代のジョンは、ちょっと頼りないところがあるからなぁw

この後、アーサーが出来なかったことをジョンが引き継いで行く事になり、『RDR』ではジョンが過酷な運命に立ち向かうことになる事を考えると切ない気持ちになる。

ただ、どんな結末であれ、最終的にジョンの息子ジャックは大人になることができる。アーサーは息子を失ったことをずっと悔いているようだから、それだけでもアーサー的には意味のあるものになるんじゃないだろうか。

アーサーの想いが未来に繋がると信じて、今はジョン一家を助けることに力を尽くしたいと思った。

 

(C) 2018 Rockstar Games, Inc.

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