レッド・デッド・リデンプション【RDR2プレイ記】#39

※このゲームは、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。

チャプター6の最終ミッション「レッド・デッド・リデンプション」の感想の続きで、今回でアーサー編は最終回。アーサーの生き様がカッコ良過ぎて惚れた。

 

 

 

(以下、ネタバレ注意)

 

 

 

レッド・デッド・リデンプション(後編)

キャンプに戻ってきたアーサーは、マイカが裏切り者だったと告発する。

 

そこへ怪我を負ったジョンも戻ってくる。
やっぱり生きてたか!(でないと、前作RDRが始まらないw

アーサーはここで、残ったメンバーにどちらにつくのか選べという。ビルとハビアは盲目的というか忠誠心が高いからダッチ派なんだろうなぁ。RDRでジョンが躊躇うことなく仕事をこなした理由が分かったよ。

 

一方、スーザンはアーサーについてくれた。普段の会話でも「アーサーがダッチを導いてくれる」と言ってくれていたし、どっちが無能で優秀かを理解していたようだ。しかし、そんなスーザンも非道なマイカに撃たれてしまう。

 

完全に味方はジョンだけになってしまった。
…と、そこへ、ピンカートンがやって来てしまう。

 

ピンカートンとダッチたち両方に追われる羽目になったアーサーとジョンは、洞窟を通って外へ行き、馬に乗って逃げるが、途中で馬が被弾してしまう。愛馬とは、どんな困難も一緒に乗り越えてきたのに、こんなところでお別れなんて・・・(涙

一刻も早く逃げなきゃいけない状況なのに、瀕死の愛馬を気にかけるアーサーを見て、愛馬を大事にしていたし、本当に馬が好きなんだなと思った。馬が居る場面では、必ず撫でていたからね。

そして、ここで選択肢。アビゲイルに貰った金庫の鍵を活かして金を取りに戻るか、ジョンを避難させるか。そりゃあ、今までジョン一家を救う為に頑張って来たんだからさぁ、ジョンを助けるに決まってるだろォォ!!ということで、ジョン救済ルートへ。

 

しかし、病に侵されたアーサーの体は限界が近づいていた。死期を悟ったアーサーは、愛用していた帽子とカバンをジョンに託し、敵は自分が食い止めるから先に行けと促す。

アーサー「さっさと行けよ!男なんだろ?」

ジョンにとっても、これは辛い別れだなって思った。
毎回助けて貰って、ジョンはジョンで情はあったと思うんだ。

ジョン「兄弟じゃないか」

アーサー「わかってる」

アーサーとジョン。二人を比べると徹底的に差別化して描かれていたなと思う。皮肉屋だけど器用で繊細で聡明なアーサーは、凄く良い兄貴分だった。それに対して不器用なジョンは弟気質だなって思った。なんか良い兄弟だなって思った。

 

一通り追手を倒すと、マイカが襲いかかってきて格闘になる。お前にだけは殺されたくねぇぇ!!と思いながら戦っていると、そこへダッチも姿を現す。

アーサー「俺はあんたに全てを捧げた…」

アーサーが無法者でありながら良心を持っていたのは、多分、ダッチが掲げた義賊としての教えの影響も大きいよね。それが、憧れ尊敬していた人間の本性がこんなんだったなんて・・・自分の人生は何だったんだって思っちゃうよね・・・。

ダッチは何か言いたそうだったけど・・・マイカの呼びかけにも応じず、ひとりで黙ってそのまま去って行きました。もし、ダッチに善の心が残っていたならば、ここで、アーサーの目の前で、マイカを撃ち殺して欲しかった。

本当はダッチも分かってたと思うんだ。長年連れ添ったアーサーが嘘を付く筈ないって。でもプライドが邪魔して引くに引けなくなってる。そんな気がした。

 

その後、全ての力を出し切ったアーサーは、そのまま朝日を眺めながら静かに息を引き取りました・・・。

 

って、ゲーム中は泣かなかったけど、この一文書いてたら涙が溢れて来ちゃったよ・・・。

私が好きになるキャラって死んでしまうことが多くて(苦笑)、いろんなキャラの死に際を見て来たけど、アーサーのこの死に方は後から胸にくるなァ。思い出す度にズシンとくる。スクショ見てると涙が出てくる・・・。

アーサーの人生って幸せだったのかな?悔いのない人生だったのかな?ジョンを守れて満足できたのかな?とか色々考えちゃって。題材的に、無法者故ハッピーエンドなんてありえないし、死をもって罪を償う結末には納得してるんだけどね。それでも・・・アーサーには幸せになって欲しかった。そんな気持ちもあるんだ。

6章のアーサーは病気に侵され、見ていて辛い部分もあったけど、それ以上に彼の生き方がカッコ良かった。悩んで迷いながらも、自分のやるべきことに気付いて貫いて・・・これは惚れるよ。惚れちゃうよ。

そして、アーサーの物語を知っちゃうと、アーサーが命をかけて守ったジョン一家の物語もちゃんとプレイしたくなるね(あらすじも結末も知ってるけど未プレイなので)。いやぁ、これは上手いことシナリオを作ったなぁと思います。

 

*・*・*

 

さて、RDR2ですが、ここから先はラストの余韻に浸る暇もなく、今作と前作を繋ぐエピローグが始まります。舞台は数年後で主人公はジョンです。

ということで、次回からジョン編がスタートなのですが・・・6章終わった瞬間に、アーサーおじさんが恋しくなったよね(爆)いや、ジョン編も楽しみにしてたけどサー、もうちょっと余韻に浸らせてよ〜って気もするw

本当にアーサーおじさんが恋しくて、今、古いセーブデータを開いて、元気だった頃のアーサーおじさんの姿を見たら泣いちゃう自信ある、マジで。

 

(C) 2018 Rockstar Games, Inc.

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