深き神羅の闇②【DC FFVII プレイ記】#34
DIRGE of CERBERUS -FINAL FANTASY VII-(略称:DC FFVII)
追憶に継がれし魔犬は、命の物語の終焉を紡ぐ。
【第10章】深き神羅の闇(中盤)
ネロの闇の中でシェルクはバリアを張って何とか耐えていました。
が、そのバリアもひび割れ、限界に近づいていました。
シェルク「魔力が切れても死ぬだけ……たいした意味はありません」
ヴィンセントを手助けしたからなのか、それとも「死」に触れたからなのか、彼女の中のルクレツィアの断片が反応し、ルクレツィアの記憶が甦ります。
場所は、現在ルクレツィアが眠っている滝裏の祠。
ルクレツィア「ここが……ここが、そうなんですね?」
グリモア博士「あぁ、この奥こそ、カオスが生まれる場所に違いない。あ、おい!」
ルクレツィア「早く! グリモア博士!」
グリモア博士「泉は逃げないよ」
はしゃぐルクレツィアとそれを微笑み見つめる中年の男性の姿。
ヴィンセントの父、グリモア・ヴァレンタイン。
ヴィンセントの父親って分かるようにあの容姿になったと思うんですが、マント姿が学者っぽくな〜い、気がするんですけど。苦笑
これでは明らかに今の「赤ヴィンセント」を意識した姿です。
そんな父、グリモアはジェノバプロジェクトに関わる前のルクレツィアと共にカオスの研究を行っていた様です。
そしてルクレツィアはグリモアに好意を抱いていた模様。。。ルクレツィアのキャピキャピっぷりに一瞬引いたというか、あれ?こんなキャラだったっけ?と思いました。
ま、若かったんでしょ。多分。(それで片付けるか、貴様。w)
ところで、ヴィンセントは自分の父親が行っていた研究内容を知らなかったのでしょうか?極秘だったのかしら?
ヴィンセントは身の周りの事、意外に知らな過ぎてる気がします。w
カダージュの事は知ってたくせに。w
場所は変わって研究室。ルクレツィアはパソと睨めっこ状態。
グリモア博士「少し、急ぎすぎてるんじゃないか?」
ルクレツィア「急ぎますよ。私の論文を妄想だなんて言ってるやつらを見返さなきゃならないんですから」
グリモア博士「急いては事を仕損じるというがね」
まさにその時、研究ポッドの中に居たカオスの闇が暴走。ポッドが割れ、ルクレツィアをかばったグリモアが怪我をしてしまいます。
そしてその事が原因で・・・
ルクレツィア「グリモア博士!」
グリモア博士「息子に……ヴィンセントに……すまないと……」
ルクレツィア「ダメです!しっかりしてください!」
グリモア博士「じゃあ……ボクは……先に星へ還るよ……」
ルクレツィア「いやぁーー!!いや!いや!なんで?なんで、消えちゃうの?なんで、あなたが……」
その様子を見ていたシェルクが呟きます。
シェルク「大丈夫……星に……還っただけだから……」
なんだか、FF7本編でエアリスがセフィロスに倒された場面に似てますね。
「気にする事はない。まもなくこの娘も星をめぐるエネルギーとなる」
「……だまれ。自然のサイクルもおまえのバカげた計画も関係ない。
エアリスがいなくなってしまう。
エアリスは、もうしゃべらない。もう……笑わない。
泣かない……怒らない……。
俺たちは……どうしたらいい?この痛みはどうしたらいい?
指先がチリチリする。口の中はカラカラだ。目の奥が熱いんだ!」
「死」ってまさにクラウドが言ってる通りだと思う。
だからルクレツィアも自分の研究とか命の循環の理論とか忘れて悲しみでいっぱいになってしまったんだと思いますね。
シェルクはそんな彼女の姿を見て、今度は自分の事を思い出します。幼い時に自分の母が亡くなってしまい、泣いていた自分を慰めてくれた姉の言葉を。
シャルア「もう、泣くな」
シェルク「だって……ぐすん」
シャルア「大丈夫……星に還っただけだから……また、会えるよ」
「姉さん…」姉を想うシェルク。
すると現代のシャルアの姿が彼女の隣に現れます。
シャルア「ねぇ 私も、星に還っていいかな?」
シェルク「……だめ」
シャルア「ん?」
シェルク「まだ……だめ……私、お姉ちゃんに……」
シャルア「大丈夫 また会えるよ」
「夢……?」と我に返るシェルク。すると彼女の瞳から涙が…。
シェルク「えっ?とっくに……なくなってると……思ってました……」
徐々に感情を取り戻すシェルク。
早く姉妹揃っての生活に戻してやりたくなりますね。
ところですっかり忘れてましたが、シドを始め、リーブやシャルアさんは今頃、どうしてるんでしょうかねぇ。
そういえばクラウドが連絡が取れないって言っていたような・・・。