第6回 武田宗典之会【能楽観賞日記】#64

第6回 武田宗典之会
観世能楽堂
2023年6月25日(日) 13:30開演

舞囃子「鶴亀」    武田宗和 師
 仕舞「屋島」    観世清和 師
 仕舞「船弁慶」キリ 観世三郎太 師

この回はメインの演目はもちろん、舞囃子と仕舞も豪華でした。
もちろん、皆様とても上手くて素晴らしかった👏
三郎太さんの船弁慶は昨年観てるので、ちょっと懐かしくなりました。

狂言「萩大名」

  大名:野村万作
太郎冠者:飯田豪
  茶屋:石田幸雄
  後見:高野和憲

【あらすじ】知人の庭で萩見物をした際に、大名が失言を繰り返した挙げ句、太郎冠者に教えて貰った和歌も忘れてしまい面目を失うお話。

*・*・*

万作さんの大名がとっっってもチャーミングで、失言する度に大笑いしてしまいました🤣
天然なんだろうなァ、悪気は無いんだろうなァと思うと可愛くて憎めなかったです🤣

相変わらず無いものをあるように魅せる芸は圧巻。
万作さんのキラキラ✨した表情を見ていると、目の前には素晴らしい庭が広がってるんだろうなァと自然と想像させられる。
この日は一段と発声も良く調子が良さそうでした😌

失言を繰り返す大名を止めに入る太郎冠者を演じた飯田さんもナイスでした。
ツッコミ役が何となく合ってるかも🤣
最終的には愛想尽かして帰ってしまうんだけど、太郎冠者が居ないと気付いた時の万作さんのリアクションが、これまたサイコーでした🤣🤣🤣

この日は脇正面席からの鑑賞でした👍✨

能「安宅」勧進帳 瀧流之伝

武蔵坊弁慶:武田宗典
  源義経:清水義久(子方)
義経ノ郎等:武田友志、坂井音晴、武田祥照、坂井音雅、武田崇史、
      清水義也、佐川勝貴、松木千俊、武田文志
  冨樫某:野口能弘
   強力:野村萬斎
  太刀持:野村裕基 

 笛:松田弘之
小鼓:大倉源次郎
大鼓:亀井広忠

*・*・*

この演目を観るのは二度目。
初見の感想(あらすじ)はコチラ。

安宅はドラマを感じられる演目で結構好きです。
前回はツレ7人でしたが、今回はツレが9人のフルバージョン。
凄い迫力で逆三角形のフォーメーションを作るところとか凄くキレイで、思わず、おお!と思ってしまった😳✨

ワキの野口能弘師が登場した瞬間から凄い迫力で💦、コレは安宅の関を突破できるのか⁉と感じてしまうほどでしたが、武田宗典師の弁慶からは聡明さが溢れ出ており、シテ対ワキの構図がとても絵になっていたように思います☺️✨両者ともカッコ良かったです。

そして先週に引き続き、萬斎さん&裕基くん親子による貴重なアイを観れて満足。
先週の「道成寺」と違って今回は真面目モード。
安宅初見時の感想でも言ってるんだけど、今日も裕基くんの太刀持はカッコ良かった!てか富樫某VS弁慶御一行の時、彼の眼力が凄かった😳

萬斎さんは、橋掛りで山伏の頭襟を外したり着けたりしなくてはならず、その時の両手で髪を整える仕草が何だか貴重で、ほわわ😳💕となりましたw
萬斎さんの、いつもピンッとしてる手付きが好きなんですよねw

あとお囃子方も豪華で満足満足♪✨

▼前回の能楽鑑賞日記はコチラ(何気に2週に渡って頑張る野村家三代)

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