妹想いの兄貴と喋る書物【NieR Replicant ver.1.22 プレイ記】#1
■ NieR Replicant ver.1.22474487139…
■ プラットフォーム:PS4/Xbox One/Steam
■ ジャンル:アクションRPG
■ 発売日:2021年4月22日(木)
■ 開発元:トイロジック
■ 販売元:スクウェア・エニックス
PS4版『NieR Replicant ver.1.22474487139…』を現在プレイ中です。世界的にもプライベート的にも落ち着かないことが多々あり、さらに猛暑が追い打ちをかけてなかなか捗らないのですが・・・。それでもゲームをしてる時が一番至福の時なので(笑)、亀ペースですがエンディング目指して少しずつプレイ中です。
このゲームの物語は、一週目が主人公の少年期篇と青年期篇に分かれており、まずは少年期の物語を終えてある意味一区切りついたので、まずは一旦、ここまでの感想を全3回に分けて書いていきたいと思います。(注:結構なボリュームを無理やりまとめてるので、長文です)
ゲーム概要
『NieR Replicant ver.1.22474487139…』は、2010年4月に発売された『NieR Replicant』をベースとしたバージョンアップ作品です。2017年2月発売の『NieR:Automata』の世界が形成されることとなった始まりの物語が描かれます。主人公は辺境の村に住む心優しい少年。不治の病「黒文病」にかかってしまった妹「ヨナ」を救うため、人の言葉を話す謎の書物「白の書」とともに、一握の希望である「封印されし言葉」を探す旅に出かけます。
公式サイトより
前作の『NieR:Automata』をプレイし終わった時、過去作である『NieR Replicant』も気になってPS3版を買うかちょっと迷ったんですよね。だけど他にもプレイしたいゲームがあったため、一旦お預け状態にしてたら、リメイク・・・ではなく、バージョンアップ作品として現行機で蘇ることが決定したため、本作を購入することになりました。
てか、PS3で発表された時から『NieR Replicant』のことは知っていて、グラフィック綺麗だし、スクエニだし、好きそうな世界観で興味はあったんだけど、昔はアクションゲームがかなり苦手だったので、アクションRPGってのが引っかかって買わなかったんですよね。アクションゲームが苦手だと、アクションって付いてるだけで尻込みしちゃうのよ(だから『龍が如く7』が新規層を獲得するためにRPGに路線変更した製作陣の気持ちは何となく分かる)。
でも、今までプレイしてきたゲームのプレイ記を見てもらえば何となく分かると思うけど、世界観が自分好みだったら、死にゲーでも割と頑張れちゃったりするのよね。ということで、今ではアクションゲームに対する苦手意識は無くなりました。この辺のこともいつか記事にしたいなと思ってるんだけど、今回は割愛します(笑
オリジナル版をプレイしていないので、比較できないのは残念ですが、バージョンアップ作品というなだけあって、グラフィックやシステム、操作感は現行機に相応しい出来になってると思いますので、最後までプレイするのが今から楽しみです。
※以下、ネタバレ注意
まずはチュートリアルから
冒頭の舞台は2053年の夏。
今から32年後と考えると割と近未来ですな。
病弱な妹と、その妹をマモノから守るために戦う兄。
ここで兄の方を操作して一通り戦い方を学びます。
途中『黒の書』の力で魔法を手に入れるのですが、バトルの操作感は『NieR:Automata』とほぼ一緒です。オリジナル版を未プレイでも『NieR:Automata』をプレイしていれば、この辺は割とすんなり入っていけるでしょう。
てかこの後、主人公の少年期時代に切り替わるのですが、あまりの身体能力の高さに(高所から飛び降りてもノーダメージ)、実はアンドロイドなのでは!?と感じてしまいましたw
あと水辺に飛び込むと溺れる仕様は、『レッド・デッド・リデンプション』のジョンを思い出したよね。単純にPS3時代だと泳ぐモーションをつけるのは大変だったのかもしれない。
ちょっと『世界の中心で、愛をさけぶ』を思い出しちゃったよ。
少年期篇スタート
ここで、めっちゃ時代が飛ぶ(笑
この時代の飛び方が、なんとなくNieRっぽい気がする。
これが本作の主人公。ひと昔前のRPGならではって感じで、名前は自分で決めることができるのですが「ニーア」でプレイしてる人が多いみたいだし、確かにしっくりくるので自分も「ニーア」でプレイしてます。
建物の中では真横からのカメラアングルになるのが印象的。キャラクターのグラフィックもドールっぽいし、ミニチュアのお家の中を覗いてるみたいな感じで、このゲーム独自の世界観が溢れ出ています。
ところで、妹想いの兄貴と病弱な妹・ヨナという組み合わせ。名前も状況も冒頭の兄妹と同じだけど、1412年も経ってるので別人なんだよな!?もしや転生した姿とか?それとも意外と全然関係なかったりして??物語を進めていけば、さっきの兄妹との繋がりも分かってくるのだろうか?とか考えながら物語を進めていきます。
てか、さっきに比べて世界観がガラリと変わりました。さっきまで現代的だったのに、一気に王道RPGのような世界になった(むしろ退化したような?)と思っていたら、どうやら人類は一度滅びかけて、今では冒頭の時代を「旧世界」と呼んでいるそうです。ある意味、人類の歴史が一度リセットされた、ということなのか。現在では旧世界ほどの文明(列車とか)は持っていないようです。
ある日、「月の涙」という花を見つけた者はお金持ちになれる、という言い伝えを聞いたヨナは、兄に黙って村の外へ出てしまいます。ヨナの後を追って、石の神殿にやってきた主人公は・・・
神殿の奥で、喋る謎の本「白の書」と出会い、魔法の力を得ることに。
この「白の書」(以下、通称シロ)がねぇ、ヨナのことを心配してあげたりと、意外と人間味があって良いキャラしてるんですよねぇ(笑)。主人公とシロの掛け合いがいつ聞いても面白くて、名コンビだなァとお気に入りになりました。
シロと協力し、神殿の奥からヨナを救い出した主人公だったが、ここでヨナが、やがて死に至る不治の病「黒文病」にかかっていることが判明。治療方法がないことに、途方に暮れる主人公たちだったが・・・
本が宙に浮いて喋ってたら、まぁ、そういう反応になりますわなw
という話はさておき、『NieR:Automata』ではアンドロイドとして登場したデボル&ポポル。今作では、おそらくそのモデルになったのであろう人間のデボル&ポポルが登場します。彼女たちはニーアにとって良き理解者ですが、『NieR Replicant』『NieR:Automata』両作品に名前を残してるあたり、重要なポジションなんだろうなァと思いながら、話を進めていきます。
デボルさんによると、彼女がいつも歌ってる詩に「白の書」が出てくるのだという。古い詩なので意味は良く理解していないが、いつの日かこの世に「黒の書」が舞い降り、病を撒き散らすが、それに抗う「白の書」が世界を救う、というような意味らしい。
そして、「白の書」が「黒の書」に立ち向かうには、「封印されし言葉」を集める必要があった。
シロがいればヨナを救える…!
そう考えた主人公は、シロと共に「封印されし言葉」を集めるために各地へ出かけるのであった。
*・*・*
ということで、独特の雰囲気を漂わせつつも、ここまでは割と王道なRPGの展開って感じでしょうか。全然私好みの世界観なので、なんで当時リアルタイムでプレイしなかったのか悔やまれますw
ニーア少年の冒険はまだ始まったばかりなのですが、長くなるので続きはまた次回にて。
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