マモノたちの事情【NieR Replicant ver.1.22 プレイ記】#11
PS4版『NieR Replicant ver.1.22474487139…』2周目に突入。
カイネの視点を加えることで、これまでのマモノの言動が明らかに…。
※以下、ネタバレ注意
青年期編のカイネの石化を解除するところからスタート。2周目はカイネ編となっていますが『NieR:Automata』と違い、あくまでも主人公=操作キャラはニーアのままです。
…と思ったら、いきなりノベルパートが始まりました(神話の森限定じゃなかったのかw
カイネの生い立ち……大好きなおばあちゃんのことやマモノ憑きになった経緯が語られますが、長いので割愛。とりあえずカイネの口の悪さはおばあちゃん譲りなのは分かったw
このシーンは何度みてもウルっとしちゃう。カイネの生い立ちを知った後だと、エミールを素直に受け入れたカイネの器の大きさに、より理解が深まります。
ニーアの村に入ることを許されなかったカイネとエミール。二人は村の外で野宿を強いられますが、その時にどんな会話をしていたのかが明かされます。1周目ではわからなかった物語の裏側を知れるのが、今作の2週目の面白さでもあります。
そして、2周目ではマモノ憑きであるカイネの視点を加えることで、これまで明かされなかったマモノたちの言動が明らかになっていきます。つまりカイネはマモノの言動がわかっており、たまにマモノに対して葛藤するようなシーンがあったのは、そのせいだったってことなんですね。
石の神殿で白の書を守っていた番人グレーテルは、白の書と相方を失ったことで生きる意味を失いかけていましたが、他のマモノたちと語らうことで新たな絆が生まれ、再び生きる気力を取り戻そうとしていました。
しかしそこへ、ニーア御一行が現れます。小さなマモノたちはグレーテルを守るために、そしてグレーテルもまた、小さな仲間たちを守るためにニーアたちと剣を交えることに…。
ところで、2周目だとポポルの言動が白々しく聞こえて、なんかもう笑ってしまう。
何が「これは魔王への封印を解く鍵みたい」だよw
この後は、1周目の時はロボット山へ行ったので、2周目は先に神話の森に行ってから一度ポポルの元へ戻るを選択したら、先に崖の村に向かうことになってしまい、ロボット山の話が後回しにされてしまいました(ちょっと焦ったw
村人「私達は望まない。」
村人「不要な闘いを望まない。」
村人「このまま、共存する事が出来るのなら。」
村人「このまま、穏やかに暮らし続けられるだろう。」
村人「だが、あの男がやってくる。」
崖の村では、村の中にマモノが紛れ込んでいて、最終的にエミールが暴走して村ごと消し去っちゃうんだけど(爆)、どうやら彼らは村をどうこうしようという気はなかったみたいですね。
だけど、ニーアが妹奪還を目指して行動するたびに、その均衡は崩れ去っていく…。
崖の村では、エミールがお姉さんを封印した時の話もノベル形式で語られます。
だからあの時、ポポルが暴走した時、大切な人を守るためのチカラとして使うために、最期にあんな選択をしたのか…。
崖の村の攻略が終わると、次は後回しにされたロボット山の話へ。
すると、とあるマモノの親子のエピソードが流れてきました。ロボット山の工場内で追い詰められた親子。捕まれば殺されてしまう。そこで、我が子が逃げる時間を稼ぐため、母親は自ら囮となって犠牲になってしまいました。
ひとりぼっちになってしまった子マモノ。そこへ、後にあのロボット山の弟君に逆恨みされるロボットがやってきました。泣いている子マモノを見て、機械なりに何かを感じたのか、そのロボットは子マモノを守る決意をします。
二人は共に過ごす事で絆が芽生え、こうしてロボット山に住むマモノとロボットのコンビが誕生したのでした。
しかし、これもニーアがブチ壊すのだと思うと切ない…。
こっちは、ただただ魔王から妹を取り戻したいだけなのに。
*・*・*
ということで、このように各イベントでマモノたちにも戦う理由があったことが次々と明らかになることで、まるでこちらが悪者みたいに感じられ、ニーアの悪魔の子感が増していきます(笑)。
何だろう、この『テイルズ オブ ファンタジア』感は…w
でもキライじゃない。互いに戦う理由がある。それが戦争というものであり、昭和ライダーみたいに単純明快な話ではないのである。マモノの正体が人間の成れの果てだというならば余計にね…。
*・*・*
余談ですが、約10年前のインタビューで色々明かされてました↓
【ファミ通.com】どうしてこうなった!? ディレクター、横尾太郎氏が語る『NieR』の秘密
https://www.famitsu.com/game/news/1235592_1124.html
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