堂島の龍と関西の龍【龍が如く極2 プレイ記】#1

前回『龍が如く 維新!』の感想記事で宣言した通り、『極2』のメインストーリーをクリアしたので、こちらも感想を…(記事の後半にてネタバレ注意!)。

 

『龍が如く 極2』について

PS4用ソフト『龍が如く 極2』は、シリーズ第2弾として発売されたPS2用ソフト『龍が如く2』のリメイク作品になります。今作では、同じPS4で発売された『龍が如く0』や『龍が如く 極』よりも、よりリアルなグラフィックに進化しており、舞台である神室町や蒼天堀を駆け回るのが楽しかったです。

 

特に蒼天堀では『龍が如く0』の実況動画を見ていたので、真島の兄さんと関わりのある「キャバレーグランド」や「ほぐし快館」を見つけた時はテンションが上がり、同じゲームなのにリアルな聖地巡礼をしているような気分になりましたw

主人公・桐生さんの顔も過去作に比べると可愛くなったような気がしますw(パッと見、厳つい割には意外と垂れ目なので、リアルになった分それが強調されたような気がする。)

物語は前作より1年後。前作では、伝説の元極道・桐生一馬と消えた100億円事件に巻き込まれた少女・澤村遥の出会いをはじめとする、主人公周りの人間関係を描いておりましたが、今作では、関東の極道組織『東城会』と関西の極道組織『近江連合』との戦争を描いており、極道をテーマとした作品らしくストレートで分かりやすい内容に。そこに第三の組織が関わってきたり、有名俳優人や前作で登場したキャラクターも多数登場して話を盛り上げてくれるので、終始ドラマを見ているような感覚で、毎日プレイして一気にストーリーを進めてしまうくらい、凄い面白かったです。

 

今回は、サブストーリーやミニゲーム要素はクリア後に解放される『プレミアムアドベンチャーモード』でやろうと思っていたので、ほぼメインストーリーのみのプレイでクリアまで約20時間程度でした。やり込み要素部分に関しては、これから可能な範囲でやっていこうと思っています。

 

主な登場人物とその感想(ネタバレ注意!)

■桐生一馬(CV.黒田崇矢)

物語冒頭では遥と共に風間新太郎の墓参りへ行くのですが、風間さんのお墓の隣には錦や由美のお墓もあって、うわぁ…(何とも言えない気持ち)となりました。ここで桐生さんが回想する形で前作の内容を振り返れるようになっているので、全部見ておさらいしましたが、前作は一年前に動画で見ただけなので、シリーズ一通りプレイし終えたら原点回帰(と真島の兄さん目当てw)として、いつか自分でもプレイしたいと思ってます(予定は未定

桐生一馬という男は本当にブレないなァと思います。不器用な部分も含めてカッコいい。作中、はぁ〜カッコイイ〜///と思わず呟いてしまった台詞もチラホラあり。

今回は、ヒロイン狭山薫の登場で、桐生さんの前作とはまた違った“男”の部分が見れます。桐生さんにとって最愛の人は由美であってほしい気持ちもあるんだけど故人だし、亡くなった人だけを想い続けろというのも酷な話。てかそれ以前に(前作でのプレイヤーの行動次第では)キャバ嬢をお持ち帰りするような人というイメージがあるので(爆)、意外と肉食のイメージが強くてww そう考えると、今回はEDを見る限りキレイにまとまったなと思います。…が、次回作の展開を考えると、この幸せは長くは続かないのよね(複雑

 

■真島吾朗(CV.宇垣秀成)

皆大好き、真島の兄さんは第五章から登場。今回は追加シナリオ真島編で主人公を務めているせいか、メニュー画面の人物紹介では『主人公』の項目に居るのが新鮮です。(別に本編では主人公ではないのだけれども…)

実は『極2』購入前に追加要素の真島編を動画で見ており内容を知ってるんだけどさ(爆)、東城会本部の倉庫で「鬼炎のドス」を発見した時はテンション上がりましたね。こんなところに保管されていたのか!と。

今回は組長ではなく真島建設の社長として登場。後付け設定の『龍が如く0』では組破門の状態から必死な思いをして東城会に戻ったわけだが、今作では東城会五代目会長の寺田とは相性が悪く(というか一方的に嫌ってる感じがするw)、その東城会を真島編で描かれている事件を口実にあっさり抜けている。ただ、この行動に対して、五代目に寺田を任命したのは桐生ちゃんなのだが、寺田が今作で起こした事件を考えると、桐生ちゃんと違って真島の兄さんは人を見る目があるなァとも思うw

流石、野生の勘だけで爆弾の解体をしてしまう男は格が違いますわw

ちなみに爆弾処理のシーンは短いものの、ころころ変わる声だったり、一度コレと決めたら変えない潔さだったり、明らかに『龍が如く0』の西谷誉が憑依したような表情だったりと兄さんの魅力の全てが詰まってて好き。

 

■澤村 遥(CV.釘宮理恵)

第十三章に入ると、遥と一緒に蒼天堀を探索できるようになるのだが、実際にプレイしてみて思ったのは、遥が可愛いこと可愛いこと!これは癒しの時間でしたわ。皆が遥に清純を求めてしまうキモチが分かったわw

蒼天堀では芸能事務所にスカウトされるイベントがあり、この頃からアイドルの原石としてのオーラがあったのかと…(遥は後のシリーズでマジでアイドルを目指します)。ただ、この頃はまだアイドルに興味がなかったようで……というか、まだまだ親(代わりである桐生さん)と一緒に居たいお年頃なんだろうなと思いました。桐生さんが本人の承諾も無しに、遥の幸せを願って芸能事務所に預けようとした際に「おじさんも私のことを捨てるの?」的なことを言われて、うわぁぁぁ!もう手放せねぇよぉ!!と思いました(涙

ちなみに、芸能事務所の人に桐生さんが終始「お父さん」と呼ばれていたのには、悪い気がしなかったですw …と同時に何となく『龍が如く0』のサブストーリーで、真島さんがぬいぐるみ少女に「お父ちゃん」と呼ばれていて、本人も満更でもないご様子だったのを思い出しました。

 

■狭山 薫(CV.久川 綾)

今作のヒロイン。オリジナル版と声が変わっている(CV.大輝ゆう→久川綾)ので、賛否両論あるようですが、私はオリジナル版を知らないので全く違和感はありませんでした。むしろ戦える女性は好きなので、共闘ヒートアクションの存在にちょっとテンション上がりましたねw

瓦次郎(演者:寺島進)から真実を語られたシーンは、ちょっとウルっと来ちゃったなぁ。瓦さん、ずっと何考えてるか読めない人で、ちと怖かったけど、最期に父親らしいことができたってところがねぇ……歳のせいか、個人的に恋愛モノよりも親子モノの方が心に刺さるみたいですw

あとデートイベントはムービーだったので良かった。『維新!』でのデートイベントは、ただただ面倒だったので(維新!のヒロインがあまり好きじゃなかったというのもありますが)…。

 

■郷田龍司(CV.岩崎征実)

蒼天堀での第一印象は荒々しく見た目が若い。『維新!』に出ていたのは『OF THE END』寄りだった模様(てか、ここから5年で老け過ぎなのでは?w)。

後半では敵ながら、汚い手を使った千石を斬り捨てるなどカッコいい一面も見せてくれるので人気があるのも納得。ただ、それが遥の目の前だったので、子供が見てる前で人斬りはやめてくれ〜と思いました(苦笑)。遥がメンタル強い子で良かったw

終盤での桐生さんとの決着のシーンは、ただただカッコ良かった。お互い重症にも関わらず、己の信念を最後まで貫いた戦いは、まさに男の世界でした。それに対して、同じ敵キャラでも千石はただの小者で、高島はただの悪党って感じ。てか千石の事務所は何だったんだ?完全にあそこだけ『維新!』だったぞ!?w

真実を知った後の龍司は、本当に優しいお兄ちゃんって感じで好きでした。これは『OF THE END』で丸くなりますよ、えぇ。てか『龍が如く0』で出て来た時点で根はイイ奴だったもんな。できることなら、妹と過ごす時間をもう少し与えてあげたかった…(涙

 

郷田 仁(CV.天田益男)

近江連合五代目会長で龍司のお父さん。争いは望んでいないようで、落ち着いた物腰の性格でちと驚いた。話のわかる人だったので、最後ああなってしまったのは残念で仕方がない。実は龍司とは血は繋がっていないが、愛した人の子供だからこそ実の息子以上に大事にしてきたんだろうなぁと思った(桐生さんも同じなので何となくそう思った)。

 

■堂島大吾(CV.徳重 聡)

後の東城会六代目会長となる人物。この頃のやんちゃな大吾さんも良いなぁ。好きだなぁ。龍が如くにハマってからちょいちょい動画をつまみ食いしてるんだけど、六代目になってからの大吾さん(主にOF THE END)しか知らないので新鮮でしたw あと神室町を守るために立ち上がったシーンは素直にカッコいいと思った。あぁ、こうして六代目に相応しい人物になっていくのかと…(しみじみ

 

■新藤浩二(CV.影山貴広)

見せ場は東城会乗っ取りのシーンくらいしかないのだが、まさかの熟女(堂島弥生)好きでビックリw いや、他人の好みにケチつけるつもりはないが…息子の目の前で弥生姐さんの唇を奪った結果…(とおめ

桐生さんとのバトル時には刀で斬りつける演出が入るので、えぇ!?桐生さん、殺っちゃった!?(※)と思ってマジでビビったけど、その直後に新藤が復活して襲いかかってきたので、ホッとしたと同時に、刀で斬られて何で生きてるんだよとも思いましたw(ヒートアクションはそんなのばかりだなww

※このシリーズ、極道をテーマにしているが、基本的に主人公は人殺しはしないことになってる

 

サブストーリー

冒頭で書いた通り、サブストーリーは基本的に『プレミアムアドベンチャー』でやろうと思ってたんだけど、どうしても突発的に発生するサブストーリーがあるので、そういうのは先にクリアしちゃいました。

んで、中でも面白かったのがあるので、そちらも感想を。

 

●サブストーリーNo.2『伝説の男』

偽物の桐生一馬と田中シンジと遭遇するイベント。服装が全く同じ時点で、互いに偽物・本物気付いて欲しいわww ただ、相手が自分の名前を使って悪事を働いてると気付いても、桐生さんは正体を自ら明かさないんだよね。偉ぶらずにスマートに解決する姿は漢だなと思いました。

 

●サブストーリーNo.49『おばちゃんの悲劇』

『龍が如く0』に登場したオバタリアン悦子再び!真島さんに引き続き、桐生ちゃんも大阪のおばちゃんの餌食になってしまいましたww てか、悦子さん今いくつなのよ?

このイベントの嬉しかったことは、悦子が眼帯の兄ちゃんに助けられたことを覚えていたところ!さらにキャバ嬢として悦子をスカウト(というか雇うように迫られるw)する際にも眼帯の兄ちゃんの話をしてくれるところ!それを聞いて桐生さんも「眼帯…?」というワードを気にかけるんだけど、鈍感なのかスルーしちゃうんだよねー。まぁ仕方ないか。今の兄さんのイメージからキャバクラ支配人のイメージなんて全然しないものw

 

●サブストーリーNo.57『CV桐生一馬』

ゲームの声優をやってくれないかと頼まれるイベント。めっちゃ良い声ですね!って褒めてくるので、そりゃそうだろうよ!と思いながら話を進めておりましたw

ちなみにそのゲームの内容はBLで選択肢はボイス付きww 桐生さんは知らなくて良い世界を知ってしまったね(爆)。ちなみに私自身そういう系の台詞に耐性がないので、ある意味、キモチ的には桐生さんとシンクロ出来ていたかもしれないw(戸惑いながら正解の選択肢を選んでましたw)

 

*・*・*

 

次回は、追加シナリオの『真島編』もプレイし終えているので、その感想を書きたいと思います。さらにその後も、残りのサブストーリーやキャバクラ経営、クランクリエイターなど、クリア後もやることいっぱいなので、『極2』の攻略はもう少し続きそうです。

©SEGA

AD

シェアする